目にした景色

自然物から出来た、カフェインフリーの飲みものが流行っている。

身体の事を考える人が増えてきたことに、呼応している。
それに倣って、脱ストレスの方向へ進んでみたい。
先日、瞑想している最中「今、ここにいて呼吸している自分」に意識を集中させた。

すると、
「息が出来ている。命がある。感覚がある。」
それだけで充分だとわかった。

乗り越えた過去は、過去に置いてくる。
こちらは、意味を飲み込めるが、
未来を描け。
そう、言われると戸惑う。

なぜなら、生まれてこのかた、具体的な未来を描いたことが無いからだ。
だから、逆算手帳なるものを見ても、その類いの本を見ても、ピンとこない。

ずっと、過去と今の往復している。

そして、気づき次第過去は過去に置く。
そうしてみると、ひとつずつだけれど自由が手に入ってきた。

私は自分の手につけるハンドクリームひとつでさえ、買っていいのか戸惑っていた。
何となくどんな事があった人間なのか、わかる方も多いと思う。

共依存て怖い。
支配する側、される側の人間関係。
お互いに知らないうちにハマり、抜けるのに他者の力が必要になる。

ずっと支配が続くと、このようにハンドクリームひとつにしても、買っていいのか戸惑うことになる。
最近、どんな感情を感じてもいいやって、開き直った。

そうしたら、なんだか震えている。
怖くて震えているだけの幼い自分が、やっと出てきた。

それを引き連れて、子守りをして過ごしている。
子守りをしていて、わかったことがある。
ショッピングモールを歩いていると、山のようにあるお店の商品が目に入る。

あれもこれも見るだけで、満足。
本当に欲しいものは、そんなにあるわけではない。
そして、幼い子供がぎゃーと泣き叫んでいると、心の中で
「グッジョブ! がんばって!お母さんも子供も負けんなよー!」
と声援を送る。

今日は駄々っ子が、少なめだった。
夕方以降に増えるんだよね。
お母さんも子供も疲れてきて、お腹が空いて機嫌が悪い。
夕飯を食べなくなるから、一緒にガマン我慢。

今となっては懐かしい思い出。
小さいお菓子でも食べれば、2人ともニコニコになれる。

確かにその分、夕飯は食べられないかも知れない。

けれど、ワンワン泣いたチビを、必死で引きずる程の事ではない。 この必死で、子供に向き合う真剣さ。
よほど、子供が大事なのだ。
食べなくても、ちゃんと大人になれたという、知り合いの話を聞いた時は、ガックリしたものだ。

そこで、ふと「おばあちゃん子は三文やすい」
という言葉の語源に思いを巡らせる。

じいちゃん、ばあちゃんは孫は一歩引いて、客観視できる。
四六時中、命を預かる訳でないから、余裕がある。

チビちゃんを追いかけて、命を守る母親からしたら、じいちゃんばあちゃんて、無責任の塊に見える。
じいちゃんばあちゃんに、そんなつもりは更々ない。
それが、わかるようになるのは子育てが終了しつつある今からなのだ。

だから、泣き叫ぶ子供に何か言っているお母さんをみると、応援したくなる。

「ファイト! 頑張らなくていい日がくるよ」

そして、引っ張られている子がうらやましくなる。
わんわん泣きわめいて、しっかりと自己主張しているからだ。

なんか、涙が出そうになってしまって、とっとと帰宅した。
そして、目についた不要品をひとつゴミ箱へ入れた。

断捨離って心が変わると、とっつきやすくなるものらしい。

新しいものを買って、古いのを捨てる。
古いのを捨てて、必要があるものだけ買う。
捨ててしまえば、もうそれにヒモ付いた思い出もなくなることは経験済みだ。

こんまりさんの片付け術を勝手に応用し、
お気に入りの服を捨てたら、片付け終了する前に人生が激変した。
この、お気に入りの服には、良い思い出と悪い思い出がひも付いていた。

良いことと悪いことの濁流に飲まれて、語れないほどのことが、起きた。

ああ、お気に入りを捨てるという野蛮な行為をすると、それ相応の事が起こるんだな。好転もするが、悪転もする。

お気に入りを捨てるということは、その時までの自分を捨てることらしい。

生まれ変わりたい人には、お薦めする。
自分が嫌でたまらないなら、一番のお気に入りを捨ててみよう。

失うものが大きいから、
その代わりに入ってくるものが大きい。
それは、確かだ。

けれど、人生が裏返しになるほどの事に飲みこまれてもいい。
という、覚悟がある人のみにだ。

ハッキリ言えば、死にかけるほどの事が起こるからだ。

そしてモチロン、そこで生き抜く事となる。

どちらがどうとか、全く言えない。

大切なものは、大切にしたらいいと思う。
だって大切なんだから。
と、乾電池を見ながら思った。

電池も人も、寿命があるのだ。

よかったら、、、

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むんや

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「なんとでもなるさ」を合言葉に。 挑戦は続く。詳しいプロフィールはこちらから
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