鳩は何者?

学校帰りに、友達と待ち合わせをしていた。

あと10分かかると言わて、しばらく駅のコンコースで時間を潰すことにした。
空には雲が浮かんで、少し陽が傾いていた。
無機質なブロックの塊のコンコースには、草花を植えた花壇がある。
コンコースの通路を二分するように、草花が配置され、片側には木のベンチがある。

私は人通りの少ないベンチがある側に立っていた。
すると、向こうから鳩が来た。
飛んできたのではない。
人間が歩くスピードで歩いてきたのだ。

そして、両手を挙げて私とハイタッチを促すので、思わず両手を準備した。
すると、背広を着たサラリーマンのように、鳩はそのままの速度でさらりとかわして、歩き去った。
思わず振り返って、見てしまう。

なんだ、あれ。

鳩なのだ。
確かに人間ではなく、鳩なのだ。
しかし、あの鳩はただ者ではない。
いったい何がどうして、歩いているのだ。

謎でいっぱいになったところへ、友達がやって来た。
この話は、話さないことにする。
とりあえずのところ、話すまい。

あとで、お店の中で少しホッコリしてから、切り出すとしよう。

よかったら、、、

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むんや

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「なんとでもなるさ」を合言葉に。 挑戦は続く。詳しいプロフィールはこちらから
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