赤い風船

タールが染みついた部屋は
壁紙を張り替えても 張り替えても
ほのかに色が残り
松の木に浸み出した松ヤニは
指について そう簡単には離れない

枯れ木に付け焼き刃をすれば
ボウボウ 燃え出して 消火栓を探すはめになるが
きっと 全焼するまで
少年は冒険をやめないのだろう

老人の中には少年が住んでいる
あの部屋の持ち主は それをずっと覚えている

よかったら、、、

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むんや

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「なんとでもなるさ」を合言葉に。 挑戦は続く。詳しいプロフィールはこちらから
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