浮き輪をかぶった笑顔がはじけて
波打ち際へまっすぐかけていった

漂っているビニールが
猛毒を持ってからみつき
クラゲの触手は
発火する

穏やかな浜辺は一転して
助けに走る

真っ青になってこぼれたビール
砂浜の日焼け止めとアンモニアのにおい
騒ぎがひいても
ひいてはくれない強い痛み

砂まみれの水着は
どんなに誘っても
もう海に近寄れなくなる
「海はキライ」と泣くことしか
知らない子供

穏やかな季節はずれの海は
寄せては返し 寄せては返し
波打ち際に裸足がかけてくるのを
そっと待っている

よかったら、、、

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むんや

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「なんとでもなるさ」を合言葉に。 挑戦は続く。詳しいプロフィールはこちらから
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